はじめまして。
ふすまの引手を製造しています。
ひきてや三宅です。
ご訪問いただき誠に有難うございます。
このページは、お一人でも多くの方に京都の手仕事で作った襖の引き手を知っていただく為に始めた職人のページです。
襖引手は錺金具の一部で、錺職人の手で古くから作られてきました。錺職人の分業化から生まれたのが襖引手を作る職人です。
ひきてや三宅では昔ながらの伝統技法にて、一般家庭用の金属製の襖引手を製造しております。襖の引き手を作られる職人さんや工芸家の方は、まだ居られますが、襖の引き手だけを手仕事で作って生計をたてている職人さんは数える程になりました。
当方は、祖父の代より100年を超えて襖引き手を専門に作ってきた職人です。襖の引き手に興味をもってお探しの方がおられましたらご利用ください。
最近では、襖引手の需要も少なくなりましたが、手仕事の襖引手を探してお問い合せをいただくことも多くなってきましたので、襖の引き手を探しておられる一般のお客さまの希望に合わせた製品作りをしており、ご依頼を下さったお客様には喜んでもらっております。
※卸売店様向けの仕事はしておりません。
ひきてや三宅 販売ページ
色々な素材を使って襖の引き手は作られています。金属製、陶器製、木製、竹製、プラスチック製などがあり陶器製のものは優れた一品もたくさんあります。
なかでも金属で作られた襖の引き手金具には、名品と言われるものが数多く残っており、デザインも多種にわたり数えきれないぐらいです。
金属製の襖引き手は錺職人の手で古くから作られ、その伝統の技法は進化しながら現在まで受け継がれてきました。
錺職人とは金属の細工をする職人ですが、襖の引き手を作る職人も錺職人の分業化から生まれたものです。
ふすま引手(襖引手)を扱うことになったのは、祖父が、明治に京都の金物卸問屋であった中常商店に年季奉公にあがり錺金具に関わったことが、その起源となります。
その後、大正3年より錺金具・襖引き手の製造販売を行い、襖引手の需要が多いことから襖引手を専門に作る職人へと変わってきました。
先人の技を辿りながら、生地作りから最終仕上げまで伝統的な工法による手仕事で、襖引き手の製造を行っております。
全てが手作業である為、量産はできませんが、襖引手の一つ一つは優美な味わいや侘び寂の趣を感じさせる製品となっております。
襖引手は注文の個数や引き手の作り方によって価格が変ります。当方では現在、卸売店様向けの仕事はしておりません。一般のお客様向けに製造価格にて販売をしております。丁寧に作る製品、普通の製品、別注品など、お客様のご要望に合わせて作らせてもらいます。
お越しいただいたお客さまには、製品や価格を充分納得をしてご注文を頂いておりますので、襖引手の手作り品に興味を持って探しておられる方に、ご利用戴ければ嬉しく思います。